近代日本画家の大家として知られる山口蓬春(1893─1971)が晩年を過ごした「山口蓬春記念館」(葉山町一色2320)で、あす12月2日(土)から初冬収蔵品展が始まる。「めでたきは蓬春邸―吉祥文の魅力」と題し、蓬春による作品やコレクションを一挙展示する。来年2月4日(日)まで。
「吉祥」はめでたい、よいことの兆しの意。吉祥文は美術品のなかでもとりわけ人気が高く、工芸品全般や画題としても好まれた。新年を迎えるにあたり、同展では幸福への願いを込めた「めでたさ」をテーマに、蓬春作品を吉祥的な視点でその魅力を見直すほか、蓬春が愛蔵した日本や中国、朝鮮の絵画や陶磁器などを通して吉祥文に込められた意味を紹介する。
会期中は蓬春が暮らした当時の庭園の様子や建築家、吉田五十八が手掛けたアトリエを学芸員が紹介する邸園ツアー(12月9日(土))や展示の見どころの解説(1月13日(土))もある。
開館は午前10時から午後5時(入館4時30分まで)。月曜休館。一般600円。問合せは同館【電話】046・875・6094
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