記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 5月11日0:00更新
ページをめくる手触りや紙の厚み、持った時の重量感、インクの光沢と陰影。このほど上梓された有高唯之さんの写真集「南端」を手にした最初の感想は、「美しい本」でした。収録作品が素敵なのは言わずもがな。以前、出版元のミネシンゴさんからも「贅沢な仕様」と聞き及んでいましたが、これほどとは。しばし表紙と1ページ目を行ったり来たり。味わいを楽しんでしまいました。
写真集と地域紙。形は違えども私も紙媒体に携わる身。昨今、手軽な電子書籍が台頭するなかで、改めて紙の魅力を教えてもらった気がします。