三浦市教育委員会は、三崎の海南神社の夏例大祭に関する史的背景や年盤制度、木遣などの史実をまとめた冊子「三浦市民俗シリーズ17巻」=写真=を刊行した。
1992年に三浦市重要無形民俗文化財に指定された同祭の「行道(お練り)獅子」に加えて昨年、祭礼輪番制度(年番)、木遣師による木遣唄での神輿渡御、獅子行道、山車巡行など例大祭全体が文化財に指定。これを記念し、民族学・歴史学者で三浦市文化財保護委員会の田辺悟さんが執筆した。
同著で特徴的なのは木遣例の文字化。各地区で歌い継いできた独特の節回しの木遣唄が詳細に記述されており、同神社の米田郷海宮司も「祭りの歴史がとてもわかりやすく編纂されていて、ぜひ読んでほしい」と話している。
B6版、93ページ。価格は1冊500円。教育委員会文化スポーツ課で頒布している。
詳細は同課【電話】046・882・1111(内線412)
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