市立三崎小学校で先月23日、6年生児童とその保護者を対象とした防災訓練が行われた。
今年度の学年交流会を「防災について学ぼう」と銘打ち、体験を通して災害時に必要な知識や心構えを身につける防災学習の場としてPTAが企画。「地震や大雨など自然災害が多い昨今、その場で自分たちに何ができるのか考えるきっかけになれば」と、第6学年委員会委員長の宇田川祐子さんは訓練の必要性を話す。
当日は三浦消防署と三浦市防災課が協力。バケツリレーや消火器の取り扱い訓練、資器材の展示、火災時の避難を再現した煙ハウスや放水体験、同校校庭の地下給水タンクの紹介などが行われた。
また、訓練では体育館に寝泊まりする避難所体験も実施。汲み上げた水をロケットストーブで沸かして調理した非常食が夕食に提供されたあと、参加者はフロアに用意した簡易寝具で就寝し、避難生活を体感した。
地震や火災を想定した避難訓練は定期的に行われているが、実践的な自主防災意識を高める訓練はほぼ初めて。及川圭介校長は「報道で避難所の様子をよく目にするが、実際に宿泊体験することで新たに気づくことも多いと思う」と話した。
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