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三浦版 公開:2018年10月5日 エリアトップへ

”紙(かみ)もの”愛、多彩に表現 下宮田・小木さんが個展

文化

公開:2018年10月5日

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さいか屋など横須賀ゆかりの”紙もの”を展示
さいか屋など横須賀ゆかりの”紙もの”を展示

 下宮田在住のデザイナー、小木久美子さんの個展「紙のヘンタイ展」が、10月20日(土)・21日(日)に三浦海岸駅そばのムジカソアヴェで催される。

 印刷物やウェブデザインなどを手掛ける傍ら、現代アート作家として活動する小木さんは、自他共に認める“紙ものマニア”。雑誌の切り抜きにはじまり、菓子の包み紙、商品ラベル、世界各国の新聞紙や紙幣など、趣味と仕事の研究を兼ねてさまざまな紙を収集する。

五感で楽しむ

 5年ほど前、廃業した横須賀中央の元商店から譲り受けたという近隣の衣料品店などの古い包装紙や紙袋もコレクションのひとつだ=写真下。

 部屋の整理で偶然出てきた品々を手に取り、じっくり見てみると、どこか横須賀らしい異国情緒を感じるモダンなデザインが目を引いた。さいか屋、品川屋、ハラ洋品店、長沢カバン百貨店―。年代は不明だが、店の顔、商品の顔とも言うべき「紙」はどれも個性が光る。「質、色、文字、図案、印刷などから流行や店のこだわりに思いをはせるのが楽しい」と、五感で紙を味わう醍醐味を小木さんは語る。

 個展ではそれらを一堂に展示。「当時を知る人から思い出を聞かせてもらえたら」と呼びかけた。

 会場には、これまで集めた世界の新聞紙、包装紙から作ったポチ袋、独自の世界観を表現したアート作品なども並ぶ。「物の価値は人それぞれ。役に立つかどうかではなく、身近にある生活の楽しみを見つけるきっかけになれば嬉しい」と笑顔で話した。

***

■三浦市南下浦町上宮田1527の10の2階/午前10時から午後5時/入場無料/最新情報「QK unit」で検索/会期中の問合せ先はムジカソアヴェ【電話】046・876・5106

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