三浦版 掲載号:2018年11月16日号
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城ヶ島西部地区 一帯再整備で国際観光地へ 商店街など景観や拠点刷新

社会

城ヶ島西部の再整備図(県提供)
城ヶ島西部の再整備図(県提供)

 県・三浦市・城ヶ島区・京急電鉄は今月13日に合同会見を開き、観光地としての魅力向上をめざす「城ヶ島西部地区再整備方針」を発表した。景観や拠点の整備、ホテルの建て替えなどを実施。黒岩祐治県知事は、城ヶ島大橋の渡橋無料化の実現についても言及し、「早期に時期を検討したい」と実施に踏み切る考えを示した。

 「城ヶ島西部地区再整備方針」は、横浜・箱根・鎌倉に次ぐ「第4の国際観光地」の創出をめざし、県が推進する「新たな観光の核づくり事業」の一環で行われる。

 計画には、商店や観光施設が集まる島の西側の景観整備と拠点整備を盛り込む。近年拡充した渡船発着所や海上イケス釣り堀がある三崎港側を「島の駅」と位置づけ、中央広場と長津呂の磯をあわせた3つの拠点で回遊性を向上させる。

 また、商店の閉店が相次ぎ “シャッター通り”となっている島内の商店街を、「和モダン」にリニューアル。イメージアップを図っていく。

ホテルも建て替え

 京浜急行電鉄では、築53年が経過している「城ヶ島京急ホテル」の建て替えを同地区の再整備にあわせ、2022年頃を完成目標に実施する。島内観光の中核施設としての機能強化をめざし、同社の原田一之取締役社長は、「城ヶ島エリアのブランド向上と質の高いにぎわいにつなげたい」と展望を話した。加えて、三崎口駅からのバスによるアクセスについても増便を含めた利便性向上を推進したいとした。

 一連の整備方針に関して黒岩県知事は、「流れを大きく進展させる起爆剤になる」と期待を込めた。

城ヶ島大橋、無料化へ

 同日の会見のなかで黒岩県知事は、かねてから地元の要望が根強かった城ヶ島大橋の渡橋料の無料化に踏み切ると発表。具体的な開始時期についての明言は避けたが、「再整備の進ちょく具合を見て、地元と協議しながらなるべく早く実施したい」と述べた。

 これを受けて、加藤治彦城ヶ島区長は「長年にわたる念願だった。再整備を一生懸命努力して少しでもお客さんを呼びたい」と歓迎し、吉田市長は「これからの盛り上がりに期待したい」と喜びの表情を見せた。

 1960年に完成した城ヶ島大橋。料金は車種ごとに異なり、現在50円から最大530円を徴収している。事前登録した島民や島内事業者など以外は有料で、2011年には無料化を求める4万を超える請願が地元から提出。知事は「地域活性化の状況を見て判断したい」としていた。

計画を説明する吉田市長
計画を説明する吉田市長

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