三浦版 掲載号:2018年11月30日号 エリアトップへ

NPO法人「水上安全法普及会」の代表理事を務める 齋木 勝さん 諸磯在住 47歳

掲載号:2018年11月30日号

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安心づくりに使命感

 ○…人が生命を維持する上で欠くことのできない、水。しかし、それは突如として牙を剥き、命を奪う脅威にもなる。浴槽やプール、川、海。水難事故は身近で起きる。「一人ひとりが地域で自身の身を守る術を習得すべき」が持論なのは、自己防衛した上で初めて安全に周囲を助けることができるからだ。三方を海に囲まれた地元三浦。ことさらその思いは強い。

 ○…会の前身は有志が集まるグループで、2006年にボランティア団体を組織。12年には法人化した。発足当時から一貫してこだわるのは、活動の継続性。「機会がなければ、知ることも学ぶこともできない」と語気を強める。三浦、横須賀、逗子、横浜市金沢区で定期開催する講習の指南役として、会員と安全意識の向上を呼びかけてきた甲斐あって、着実にその輪の広がりを感じている。関心こそ予防の第一歩。まさに継続は力なりだ。

 ○…「もし近しい人が助けを必要としたとき、自分には何ができるのか」。記憶をたどれば学生の頃から人を助けることへの興味は人一倍強かった。心肺蘇生など救急法講習を受け、その後、指導員の資格を早々に取得。大学時代には海でライフセーバーも経験したという。必要なのは正しい知識と自信、そして行動に移す少しの勇気。「社会に理解者が増えれば、誰もが安心して暮らせる街になるはず」との確信を強く抱いている。

 ○…「本当は番頭的な役割が性に合う」と笑うが、2年前に就任した代表職も板についた采配ぶり。今後の目標を尋ねると「10年後も活動が続けられるよう地道にやるだけ」と噛みしめる。しかし、言葉の裏には熱い思いを秘め、「後進の育成や人材が活躍できる場づくり、子ども向けの救命講習などもやってみたい」と意欲は尽きない。

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