三浦版 掲載号:2019年3月8日号
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半島の日常“ゆるく”かるたに 地元デザイナーが製作

文化

三浦半島かるたを製作した小木さん(写真右)と砂山さん姉妹
三浦半島かるたを製作した小木さん(写真右)と砂山さん姉妹

 三浦市在住の小木久美子さんと砂山恵美子さんの姉妹デザイナー「QKユニット」が、このほど「三浦半島かるた」を製作した。構想から約7年。読み句やデザイン、外箱に至るまで推敲を重ね、手づくりしたオリジナルかるた。念願の完成に2人は「三浦半島の変わらない日常の面白さを知る機会になれば」と思いを込めた。

移住者目線で魅力伝える

 三浦半島かるたを手掛けた「QKユニット」は、デザイナーで現代アート作家の姉・小木久美子さんと、絵本作家の妹・砂山恵美子さんの姉妹でつくるデザイン事務所。きっかけは、知人に見せてもらった沖縄のかるただった。地域性の強いユニークな読み句と、絵札に描かれたイラストの“ゆるさ”と可愛さに魅了され、「自分たちが作るならば『あ』は何だろう」などと構想に考えをめぐらせたという。

 「三浦に来て感動した物事をかるたで伝えてみようと思った」と小木さん。かるた製作に取り掛かる少し前、2人は都内から三浦市へ移住。東京の生活では体験し得なかった文化や習慣、見たことのない景観が新鮮で、地元では見過ごされがちな当たり前の日常に面白さを見出した。

 モチーフは生活圏内である三浦市・横須賀市に限定し、全44編を詠んだ。『大きいよ 三浦大根 重量級』『ラッキーな日 かぼちゃが 道に落ちている』『とんびに ランチを さらわれる』――。砂山さんは「クスっと笑えるものを作りたかった」と話し、堅苦しさを出さないよう、あえて七五調ではなく語感で遊んだ札も混ぜた。

書体から手づくり

 デザインも随所にこだわりが光る。民芸調を取り入れ、親しみやすさや温かさを感じる版画風に仕上げた。文字は小木さんが一度消しゴムに彫り出し、押印した字をパソコンに取り込んでオリジナルの書体を制作。札の縁取り、外箱まで手づくりした。

 互いに多忙な本業の傍ら、少しずつ作業を進めて先月末に完成。今月1日から絵本専門店「うみべのえほんやツバメ号」(横須賀市津久井)で始まったオープン6周年記念イベントで初めて展示販売され、用意した初版分が完売する人気だという。製作を振り返って、2人は「三浦半島の良さを再確認することができた」と感慨深げに話した。

 1セット3千円(税別)で受注販売。QKユニットのホームページのほか、3月12日(火)まで「つばめ号」店内で予約を受け付けている。

花札サイズのかるた
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