冷凍まぐろの加工残渣を肥料に活用した「食彩GARDEN三浦やさい栽培キット」が、地域の新たなチャレンジを表彰する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」の地方創生大賞(モノ部門)を受賞した。今月13日に内閣府で式典が行われ、片山さつき地方創生担当大臣が表彰状を手渡した。
食彩GARDEN三浦やさい栽培キットは、ITデザイン制作会社「合同会社オン・ザ・ハンモック」(横須賀市)が企画販売。冷凍まぐろの加工残渣を使った有機肥料・パクチーやバジルの種・プランターがセットになり、家庭で簡単に野菜づくりを楽しむことができる。
三浦の食と職をPR
同社は、三浦半島の食と職の魅力を伝える民間団体「三浦半島食彩ネットワーク」の事務局を担当。会には地元の農家・漁師・飲食店・種苗会社などが名を連ね、業種の垣根を超えた地域活性化に貢献する独自商品の開発に乗り出した。
着目したのは、メンバーのまぐろ問屋「三崎恵水産」と「川島農園」が共同でつくる、冷凍まぐろの加工残渣を使った”まぐろ肥料”。三浦の名産と産業をPRする野菜栽培キットのアイデアを得た。
「贈る人も、もらう人も嬉しい新たな土産物にしたい」と、パッケージには同社デザイナーの桑村宰知子さんが描いたまぐろのイラストやリボンをあしらい、消費者の手に取りやすさも意識。女性ならではのこだわりが評価され、同商品は女性が開発・企画した優れた商品やサービスを県が認定する「なでしこブランド2018」にも登録されている。
地域の素晴らしさや新たなチャレンジをより多くの人に伝える表彰制度「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」。ヒト・モノ・コトの3分野に分けて選考が行われ、2018年度は172件(モノ部門114件)の応募があった。
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