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8月13日・14日に市民交流センターで、自身初の美術作品展を催す 上田 博幸さん 南下浦中学校教諭 39歳

掲載号:2019年8月9日号

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美術に一途、”不惑”の個展

 ○…「個展をやるなら40歳の節目に」。30年以上前に美術の道に進みたいと志してから、今日まであたためてきたイラストや絵画、立体作品などをこのほど披露する。南下浦中学校の美術科教諭として勤務しながらの創作活動。生みの苦しみは常に伴うが、様々な個性を持った色が協力して虹を作り出すシリーズ作品など教育現場から着想したものもある。「生徒たちに見せると喜んでくれる。それが嬉しくて」

 ○…絵を描くことが好きな少年だった。漫画「ドラゴンボール」に魅了され、小学校の卒業アルバムには「漫画家になる」と書いたほどで「コミュニケーションが不得意で、絵は自己表現のひとつだった」と本人談。高校3年になってもその夢は変わらず、進路相談で示されたのが美大進学だった。留年して多摩美術大学に入学。グラフィックデザインを専攻すると、次第にキャラクターデザインやCM制作に興味を持ち、視野を広げていった。

 ○…「美術の授業がつまらなくて。自分だったらもっと面白くできると思っていた学生だった」。そんな過去から生まれた教育方針は「最大限認める」こと。上手下手ではなく、感性を褒めて表現を妨げないのが信条だが、その反面、成績評価では苦渋の判定になることも。個展では、元教え子が会場ボランティアとしてサポート。「美術を好きなまま卒業してほしい」という思いが結実している。

 ○…ときに絵は人の心へ雄弁に語りかける。見た者の琴線に触れ、プラスの作用が働いたとき、作品づくりの醍醐味を実感するという。かつて自身の作品を見て、涙した人がいた。理由は聞かずじまいだったが、キャラクターの可愛さにホッとしたり、過去を思い出したり。「自分も絵に救われた人生だった。そんな風に楽しんでもらえたら」

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