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三浦版 公開:2019年10月4日 エリアトップへ

「工房G」作品展 自然の美、陶器に込めて 三浦焼きなど展示販売

文化

公開:2019年10月4日

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窯出しした作品と角野さん
窯出しした作品と角野さん

 三浦市立中学校の元教諭、角野竹博さんが主宰する陶芸教室「工房G」の第9回作品展が、10月15日(火)から22日(火)に催される。

 美術教師だった角野さん。退職後、陶芸工房を立ち上げ、三浦で採掘した粘土と、サクラ・クス・ミカン・サカキなどの木の灰や海藻・マグロの骨の粉末を釉薬に使用する「三浦焼き」を考案。数々の作品を生み出してきた。

 今年の目玉は、「増富焼き」と名付けられた新たな焼き物。山梨県北斗市にある瑞牆(みずがき)山の粘土やアカシアの木の灰を材料にした青みがかった黄色の柔らかな色合いが特徴だ。

 「増富に特化した焼き物を作れないか」。同地は山あいの温泉地で、湯治客が多く、土産物や体験教室の開講など地域資源として活用できたらと、三浦焼きの存在を知った地元事業者からの打診がきっかけだった。

 温度管理や乾燥、釉薬の配合、焼き方など細かく調整を重ね、2年かけて、このほど基本形が完成。初めてのお披露目を前に「まずまずの出来」と喜んだ。また、「製法を研究している飲み物などの味わいがまろやかになる器も出品予定」と角野さん。「自然の出す色や質感を楽しみ、味の変化を試してもらえたら」と話している。

 会場では三浦焼きをはじめ、工房生徒が制作した陶芸や彫刻作品を展示するほか、コーヒーカップや茶わん、皿などのチャリティー販売も実施。売り上げは東日本大震災で保護者を失った遺児の育英金として寄付される。

 時間は午前10時から午後6時(初日は1時から、最終日は3時まで)。横須賀三浦教育会館(横須賀市日の出町3の19の16)、入場無料。

 詳細は角野さん【携帯電話】090・1122・3456

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