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三浦版 公開:2020年1月10日 エリアトップへ

城山地区市有地 民間参入で活用策探る 宿泊施設など市場性調査

社会

公開:2020年1月10日

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旧三崎中学校
旧三崎中学校

 三浦市は、「三崎中学校跡地等城山地区」の民間活力をいかした利活用に向けた第1回サウンディング調査の結果概要をこのほど公表した。4団体が参加し、宿泊施設や商業施設などでの活用の可能性を確認。市は来年度以降の事業者募集をめざして、今年度内に第2回調査を実施し、検討を重ねていく。

 当該地の敷地面積は約3万1498平方メートル。2014年の上原中学校と三崎中学校の統合によって空き、現在は市役所庁舎として使用される旧三崎中学校校舎や体育館・グラウンド、旧青少年会館・旧市体育館跡地・駐車場、市役所本館・分館・駐車場の一帯を指す。

 近年では、京浜急行電鉄の企画乗車券「みさきまぐろきっぷ」が追い風となり、三崎下町の観光客は増加傾向。その一方、観光客の約9割が日帰りで、観光消費額が伸びず滞在時間の延長が課題とされてきた。三崎下町地区から徒歩5〜10分圏内である城山地区の立地をいかし、市は観光誘客・滞在時間延長に効果のある、経済的な機能を持つ施設導入を検討してきた。また、市役所庁舎の老朽化により、三崎高等学校跡地を候補地とする建て替えを協議。これまで吉田英男市長は「市役所移転は城山地区の利活用と併せて検討したい」と述べていた。

 市は昨夏から、行政と民間業者が公有地の活用や民間活力の導入について事前に直接対話するサウンディング市場調査を実施。ホテル業、小売業、建設業など4団体が参加した。

 まとめによると、宿泊施設や商業施設、宿泊施設を含む複合施設としての活用可能性を確認。「イニシャルコストが縮減できるような税制優遇などの企業誘致制度や規制緩和を」「夜間営業の飲食店が増えるなど、周辺地域との一体的な連携を」といった企業進出の可能性を高める提案があったという。

 今月にも第2回調査の事業者募集を行い、年度内に実施予定。利活用方針案を作成し、進出事業者の公募は来年度以降に行われる見通し。

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