昨年4月から姉妹都市のオーストラリア・ウォーナンブール市へ、日本語補助教員として派遣中の伊藤萌夏(もえか)さん(上宮田出身)が、先月25日に吉田英男市長のもとを表敬訪問し、活動を報告した。
伊藤さんは県立大津高校出身で、フェリス女学院大学英語英米文学科に進学。在学中に中学高校の教員免許を取得していたが、さらに語学力を磨くため海外へ。豪州西部の都市・パース滞在中に、三浦市の派遣プログラムを知り、応募したという。
現在は私立エマニュエルカレッジで日本語教育の補助教員として活動。スピーキングテストの練習や採点などを任されており、三浦市に短期留学をしていた生徒をはじめ、子どもたちの日本語学習へのモチベーションの高さを振り返った。
また、なかでも印象に残っているのは、教員の働き方や役割の違いについて。日本のようなクラス運営などはほとんどなく、教師は学習指導に注力。仕事と人生・プライベートの区別がはっきりしており、生徒との関係性にも表れているという。
なお、来年度の派遣教員の応募がなかったことから、2021年3月までの“続投”が決定。今後は、豪州で正規の日本語教員をめざすため、現地の大学院への進学も視野に入れていると言い、「やれるところまでやってみたい」と抱負を笑顔で話した。
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