盲導犬や視覚障がいへの理解を深めてもらおうと、三崎在住で視覚に障がいを持つ抱井康夫さんが先月26日、三崎小学校で授業を行った。
30歳で視力のほとんどをなくした抱井さん。2005年に初代の盲導犬キャリーを迎えたことを契機に、同校で年1回、4年生の総合学習で講師を務めている。
今回は2代目のオマリーから引き継ぎ、昨年1月に3代目パートナーとしてやってきたウーゴと登校。机や椅子で作られたスラロームでの歩行や階段の昇降をデモンストレーションし、人間の目となって誘導するウーゴの仕事を披露した。「盲導犬がいることで好きな時に好きな場所へ行けるようになった」と抱井さん。児童は買い物やごみの分別、盲導犬との生活の様子を質問した。
最後に、視覚障がい者の正しい介助方法を指南し、実際に抱井さんの誘導を体験。「ちょっとした気配りをしてもらえたら」と呼びかけ、体験した児童は「上手にできた。もし、道で困っている人がいたら声をかけて助けたい」と話した。
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