記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 6月26日0:00更新
「シャンメエジェン、ミセテヤンベヤ(=仕方ないな、見せてやるよ)」。かつて、三浦へ異動直後の取材で要領を得ない私に、百聞は一見にしかずと掛けられた言葉が、三浦で出会った初めての方言。多少の荒っぽさに面食らいましたが、新鮮な体験でした。
言葉は新しい文化や時代の流れによって生まれ、使われなければ廃れるのは自然の摂理かもしれませんが、方言に宿る暮らしの記憶ごと忘れ去られていくのは残念でなりません。「ひばりの会」制作の冊子と音源は、この先、貴重な史料になるはずです。