神奈川県下に21ある青年会議所(JC)でつくる「公益社団法人日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会」は、先月、熊本県南部などを襲った豪雨災害の被災地に、会員から寄せられた支援物資を送り届けた。
同協議会から各JCに協力要請が入ったのは、災害発生から5日ほど経った先月9日。被災地支援の方策を検討していた三浦JCも賛同し、メンバーから飲料水や土嚢袋、マスク、おむつなどの大量の物資を集めた。理事長を務める香山賢一郎さんによると、東日本大震災を機に入会した会員も多数おり、「災害復興支援への結束力の強さを感じた」と話す。
香山さんもまた、今回の活動の発起人を務めた協議会会長と親交が深く、ドライバーの1人として片道16時間の同行を買って出た。
県内各JCからの物資は一度、厚木に設けた拠点に集められ、トラックに積載して一路熊本へ。支援物資の総合集積所のある宇土市は、県中央部に位置していることから、被災地の様子は確認できなかったが、街中を往来する数多くの自衛隊車両に緊迫感が漂っていたという。
また、集積場では、受け入れ作業にとどまらず、各被災地への物資の輸送、行政や社会福祉協議会と連携してボランティアセンターの立ち上げ・運営などで、現地の青年会議所が活躍。人脈や本業のノウハウをいかして尽力している。こうした事例に香山さんは、三浦JCの災害時の役割を見つめ直す機会にもなったとし、「万一に備えて協力し合える体制をつくれたら」と話した。
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