三浦市教育委員会は、今年3月に市指定有形民俗文化財に登録された農耕(業)関係用具についてまとめた『三浦市民俗シリーズ第18集「旧初声村の暮らしと農具」』を、このほど刊行した。
今回テーマとなった農具は、1972年頃から市内農家などが寄贈した445種652点=写真下。「半島南部地域の生活文化の特色を具体的に示す貴重な資料であり、人力と畜力のみで農作業がなされていた頃の暮らしを知るうえで欠くことのできない民俗資料」との理由から一括指定され、現在は初声小学校内の文化財収蔵庫で保管されている。
市教委は集まった資料をもとに、2016年度から高円坊・下宮田地区の農耕(業)に関する聞き取り調査を実施。同著では、使用方法や来歴、同地区で生産されていた作物などについて文献を交えて紹介しているほか、巻末には652点の索引も掲載した。
編集は民族学・歴史学者で、三浦市文化財保護委員会会長の田辺悟さんが務めた。
1冊1千円、市文化スポーツ課で頒布中。
なお、文化財収蔵庫は、感染予防対策を講じた上で開館。事前予約制で平日(水曜除く)のみ見学可能。
予約などの詳細は、同収蔵庫【電話】046・888・3403または、文化スポーツ課【電話】046・882・1111(内線412)
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