2018年3月に竣工した三浦市低温卸売市場の建設事業が、「一般社団法人全日本建設技術協会」が表彰する今年度の全建賞(漁港漁場部門)を受賞した。全建賞は、1953年度から毎年優れた建設事業を実施した機関に授与され、今回で67回目。これまで2700を超える事業が授賞している。
同審査委員会の講評によると、▽水産庁が定める衛生管理基準のレベル3、低温管理に対応した国内初の冷凍まぐろ専用荷捌き所の整備、▽整備に至るまでの関係者との合意形成、整備した施設の運用・管理、施設をいかした漁業振興への取り組みなどの創意工夫―が評価された。
日本有数のまぐろの水揚げ量で知られる三崎だが、取扱数量・金額は年々減少傾向。国内外での消費拡大をめざし、徹底した高度衛生管理による品質の良さで「三崎まぐろ」のブランド力を強化する。付加価値がついたことで2016年度と比べて、18年度の冷凍まぐろ類輸出額は約3億6800万円増額。こうした成果も評価につながったとされ、市は「受賞をきっかけにさらなる漁業振興に取り組みたい」としている。
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