三崎の海南神社で今月12日、「出居戸祭(でっとさい)」が執り行われ、氏子や近隣住民が参拝した。
出居戸祭は、同神社の祭神である藤原資盈が、貞観6(864)年11月の初未の日に三崎の浜に着岸した縁起により、毎年行われている神事=写真。釜で煮立たせた湯を四方に振りまき、雫を浴びて無病息災などを祈願する。神湯(釜の湯)を飲んだり、料理に使うと1年病気にならないなどといった御利益があることから、参拝客は持参した水筒や鍋に移して持ち帰っていた。
また、新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、恒例のあられ餅まきは袋詰めにして配布されたほか、翌日の面神楽は関係者が本殿前に集まって非公開で行われるなど、対応に追われていた。
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