「かながわ福祉サービス振興会」が主催するフレイルサポーター交流会が、先月28日にウェブ会議ツール「Zoom」を使って行われた。高齢者の健康増進に取り組む、県内11の自治体職員や「フレイルサポーター」と呼ばれる市民ボランティアらが参加。情報交換や活動内容を報告し合った。
「フレイル」とは、加齢によって心身が衰えた、健康と要介護の間にある虚弱状態のこと。県内の町内会や老人会などでは、サポーターらが運営する測定会が開かれ、虚弱の兆候の早期発見・予防啓発に役立てられている。
昨今は、新型コロナウイルス感染拡大による外出機会の減少などが高齢者の健康に影響。交流会では、“コロナフレイル”として、虚弱リスクが高まる一方、測定会の多くが3密回避のため中止せざるを得ない実情が明らかになった。
三浦市からは成田慎一さん(三浦市社協)が代表して取り組みを紹介。昨年7月から11月、感染対策を徹底した上で市内の地域サロンで行われた測定会を振り返った。成田さんは、長引く自粛生活の影響が運動不足や社会性の低下という結果に表れていたといい、感染終息の見通しが立たないなかで「ウィズコロナ」を念頭に置いた新たな様式での活動の必要性を訴えた。
その他にも、活動の場を失ったサポーターのモチベーション維持やコロナ禍での測定会運営に関する不安の声があがり、参加者はアイデアを出し合っていた。
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