名向小学校で先月26日、小網代湾で養殖された三浦産真珠をアコヤガイから取り出す浜揚げが行われた。NPO法人「小網代パール海育隊」(以下、小パール隊)の指導のもと、海洋教育の一環で5年生が体験。母貝の中に真珠の元になる核と細胞を埋め込む「核入れ」体験の予習として行われ、貝の構造や真珠ができる過程を学んだ。
同法人理事長の出口浩さんや副理事長の日高芳子さんらのアドバイスを聞きながら、アコヤガイをナイフで開けた児童たち。真珠が見つかると「とてもきれいな色」といった喜びの声があがり、真剣な表情で観察していた。
名向小学校では、約5年前から同様の授業を行っており、開校50周年を迎えた17年度以降、卒業記念品として6年生全員に贈呈している。
特産化へ一歩前進
小網代湾が育んだ真珠は、今年2月から「所ヱ門丸さんのみうら真珠」として初めて製品化。地元漁業者でもある出口さんが養殖した真珠をアクセサリーに加工し、地元パン屋「ベッカライ ゾンネンキント」(小網代1257の10)で委託販売を始めた。
小パール隊によると、テレビなどでも紹介され、滑り出しはまずまず。売り上げの一部は、法人に寄付され、海洋教育や海の保全活動などに使われる。
価格はネックレス5500円、ブレスレット3300円〜4400円(各税込)。
詳細は同法人【URL】http://ko-pearl.jp/
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