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三戸福泉寺 寺子屋で「もっと身近に」 街に開かれた場めざす

コミュニティ社会

掲載号:2022年1月21日号

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課題やドリルに取り組む子どもたち(同寺提供)
課題やドリルに取り組む子どもたち(同寺提供)

 初声町三戸の福泉寺(松原尚樹住職)で、昨年開設した寺子屋が利用者に好評だ。毎週月曜、近隣の子どもたちに学習や遊びの場を提供。同寺は「勉強や交流、体験を通じて、様々な学びを得てほしい」と話す。地域コミュニティの拠点として活用し、若い世代が寺に親しむきっかけを作ることで"寺離れ"に歯止めをかけたいとしている。

 福泉寺の寺子屋は、おもに近隣に住む小学生から高校生を対象に、昨年11月からスタート。毎週月曜日の午後1時から夕方まで無料で開き、学校を終えた10人前後の児童が利用している。学校で出た課題を終わらせるも良し、同寺が用意したドリルを進めるも良し。それぞれが積極的に取り組んでいるという。

 「以前から両親共々寺子屋をやりたいと思っていたが、とくに若い人の寺離れを危惧して」と、副住職を務める松原大悟さん=人物風土記で紹介=は開設の経緯を話す。人口減少や生活習慣の変化など、複合的な要因で墓参りや法要など寺を訪れる機会が減少。そこへ来てこのコロナ禍で年中行事も縮小や中心になり、状況に追い討ちをかけている。

 日常的に集える場所を提供することで「身近な存在になれるのでは」と期待。約2カ月が経ち、楽しく通う児童の様子に保護者からも好評だという。塾ではないため、あくまで自主性を尊重。ニーズに応じて大悟さんも解答の手ほどきや話を聞いたりと、子どもたちを見守る。

 今後は学業以外にも幅広く興味を持ってもらおうと、文化や地域について知る機会を設け、避難訓練や宿泊体験、友人知人・檀信徒に呼びかけて、さまざまな職業の人の講和を聞ける場を作るなど、アイデアを膨らませているという。

高齢者にはサロン

 同寺は、2017年から毎月1回の念仏講に訪れる檀信徒らを対象に「ミニ未病サロン」も開設している。

 参加者がおもに高齢者であることから、「健康づくりに役立ててもらいたい」と、三浦市社会福祉協議会が市内各地で進めるサロン設置の取り組みに賛同して導入。住職の講話後、本堂で簡単なストレッチを行い、身体を動かしているという。

 「様々な取り組みで地域コミュニティの懸け橋になれるよう、開かれた寺をめざしたい」と、大悟さんは意欲を見せた。

 詳細は同寺【URL】https://www.fukusenji76.com

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