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「小さな命、救いたい」 病院併設の動物保護施設

社会

掲載号:2022年2月18日号

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保護された子犬を抱く、理事の萩原さん
保護された子犬を抱く、理事の萩原さん

 保健所や過酷な環境で暮らす犬猫の保護や譲渡に取り組む「三崎動物保護センター」(みさきアニマルすまいる)が2月11日、三崎5丁目に開設した。全国でもまだ数少ない動物病院併設型で、行き場を失った犬猫の保護のみならず、負傷や衰弱した野良猫の治療・不妊去勢手術なども行う。現在、賛助会員募集や物資支援などを呼びかけている。

 理事を務めるのは、センター設立の発起人である萩原敏江さん(横浜市在住)。個人ボランティアとして15年ほど前から犬猫の保護や譲渡活動に取り組み、保健所から譲り受けた犬たちと暮らしながら、長らく計画を温めてきた。こうしたボランティアの多くが直面するのが、保護後の迅速な診察や適切な医療とその費用の捻出。ノミやダニの除去にウイルス検査、ワクチン接種などは欠かせず、「自身の生活費を医療費に充てる人も少なくない」と萩原さんは実情を語る。

 そこで保護動物と意欲あるボランティアの負担を少しでも減らそうと、「保護、医療、トレーニング、里親への譲渡、アフターサポートまで一貫した施設ができないか」と思案。以前から保護動物の診察などで通う三ツ池動物病院(新横浜動物医療センター)の五十嵐眞一院長に相談したところ、賛同を受けた。

立地いかし啓発

 千葉の山里を中心に土地を探していたところに偶然、三崎港そばの物件を発見。「都心からとても近く、多くの観光客が訪れる三崎なら、施設の存在や動物保護について知ってもらう機会が増えるのでは」と拠点とすることを決めたという。

 改修工事や施設設備、保護活動費を募るため、昨年11月末から1月までクラウドファンディングを実施。愛犬・愛猫家だけでなく、計画を聞いた三浦市民からも善意が続々と寄せられた。「地元の皆さんからの期待も感じ、とても心強い」と萩原さん。2月11日、併設する「三崎動物愛護病院」とともに開所の日を迎えた。

継続支援募る

 保護活動はときに1分1秒を争う。センターのオープンに先駆け犬猫を収容し、新たな里親への引き渡しや重い傷を負った三崎下町にいる野良猫の捕獲・治療など、規定に沿って登録ボランティアと取り組んでいる。今後は、譲渡が決まりにくい高齢の犬や猫の一時預かりボランティアも募っていく考え。「今は元気で動物と暮らしたいけれど、将来を考えると子犬や子猫は飼えない」といった高齢者がボランティアとして活躍できる仕組みをめざすという。

 また、賛助会員は(1口)個人3千円、企業2万円から受け付け。アマゾンの「ほしい物リスト」を公開し、物資支援も呼びかけている。

 里親募集の情報は同センター公式インスタグラムやツイッターで発信。ボランティアは、面談の上で詳細を取り決める。

 問い合わせは、同センター【電話】046・854・7732

港を臨む三崎5丁目に開設
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