三崎小学校が5月15日に創立150周年を迎え、記念事業「開校祭〜希望という宝物を持って〜」が校庭で行われた。
卒業生やPTA関係者らでつくる「150周年記念事業準備実行委員会」が「これまでの歩みに感謝するだけでなく、今後さらに歩みを進めるため、創立記念日に保護者・教職員・児童・地域住民が共に育み、共に同じ時間を過ごそう」と企画。在校生を含めて200人以上が集まった。
冒頭、川名大介PTA会長、秋本清道実行委員長、札内尚校長が祝いの挨拶を述べた後、「清明富士を天に潮ひびく港〜」で始まる校歌(作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰)を合唱した。海南神社祭り囃子保存楽囃会による太鼓と篠笛が鳴り響くと、ゴザの周りを囲んだ児童の前で、海南神社面神楽保存神楽師会が獅子舞を披露。予測不能な動きに、思わず泣いたり、頭を噛まれたりする子どもがいた=写真右。三浦いなりっこ保存会の指導のもと、児童たちは「道化」踊りに挑戦。運動会などで演技する「三小ソーラン」では、中学生と一緒に全身を動かし、額に汗した。ラストを飾ったのは「祝い神輿」。燦々と降り注ぐ陽光の中、「今か今か」と興奮の極に達した参加者たちが、東岡区・西海上区・尾上区が所有する3基の神輿を、三崎独特の木遣り師の掛け声に応えるように、頭上高く担ぎ上げてグラウンドを練り歩いた=写真左。
大きな拍手で沸いた閉会後、秋本実行委員長は「魅力ある良き三崎の伝統を継承し続けていくのが、我々大人たちに与えられた使命。前途洋々たる未来が待ち受けている子どもたちには、歴史ある小学校を卒業したという誇りと自信を持って、社会で活躍してもらいたい」と期待を込めた。
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三崎小学校は1872(明治5)年に開校。児童数は111人。11月3日(木)には、記念式典の開催も予定されている。
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