空き地を資源に地域活性来春の宿泊事業化検討

社会

掲載号:2018年11月30日号

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三浦野菜と宿泊をつなげるプログラムを模索
三浦野菜と宿泊をつなげるプログラムを模索

 三浦海岸を臨む空き地にトレーラーハウスを置いて観光客を呼ぶ、新しい宿泊事業の開始に向けた取り組みが進んでいる。鎌倉を拠点に不動産事業を展開する「(株)エンジョイワークス」と土地所有者が、地域活性化を目的に周辺農家や事業者と連携。今月24日には参加者を募り、事業方針や宿泊施設の在り方について意見交換した。今後、クラウドファンディングで資金を募り、事業化をめざす。

 計画では、現在空き地になっている三浦海岸沿いの土地に2棟のトレーラーハウスを設置。1棟およそ14平方メートルの広さに、4人の宿泊を想定する。「海まで徒歩0分」の立地をいかし、通年で営業。観光客や釣り客など幅広い利用を見込んでいる。

 宿泊者へは地域資源をいかしたプログラムも企画。地元農家との連携で野菜収穫や食体験などを提供し、閑散期となる冬場の集客策だけでなく、トレーラーハウスでの滞在を通して三浦の良さを知ってもらうことで、関係人口や将来的な移住者の増加を目標としている。

 開業は来年ゴールデンウィーク頃の予定。

他地域で先進事例

 同事業は地元の土地所有者で不動産鑑定士の松本智治さんが、さまざまな遊休不動産の利活用実績がある(株)エンジョイワークスに相談。今年8月、国土交通省の「空き地対策の推進に向けた先進事例構築モデル調査」にも採択され、本格始動した。

 同社では、まちづくり参加型クラウドファンディングのプラットフォーム「ハロー!RENOVATION」で、物件所有者、事業企画者、支援者や投資家のマッチングを実施。同様の手法で逗子市の廃工場を活用したシェアアトリエや葉山町の古い蔵を宿泊施設に改修するプロジェクトを成功させている。

 今後、クラウドファンディングがスタートし、協力者を募る。

12月にイベント

 今月24日には「三浦の食ネットワークをつくろう」をテーマにワークショップを開催。市内外から集まった参加者は、地元農家が提供した野菜を味わいながら、食の情報や将来像を話し合い、地図に落とし込んだ。

 12月22日(土)にも催しを行う予定で、「イベントを通して地域の方々とプロジェクトを盛り上げていきたい」と同社。参加を呼び掛けている。

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