「日本の図書館はいかが?」 アフガニスタンの専門家が逗子図書館を視察
逗子市立図書館(小川俊彦館長)にこのほど、アフガニスタンから読書普及専門家が訪れ、館内の設備や蔵書などを視察した。
これは同国の学校建設や図書室整備を支援する(社)シャンティ国際ボランティア協会が支援活動の一環として行ったもの。来館したのは同国ナンガハル州の公共図書館を担当する情報文化局長のアウラン氏ら4人で、児童向けの紙芝居を鑑賞した後、館内の設備を見学。 「蔵書は何冊くらいあるのか」「コンピューターシステムの導入に必要な費用は」など質問していた。また視察団と図書館を訪れていた子どもたちが笑顔を交わしながら交流する場面もあった。
同協会によるとナンガハル州には5つの州立図書館があるが、5人に2人が学校に通えず初等教育が充分でないのが実情という。視察を振り返ってアウラン氏は「国では1部屋に幾らかの図書があるだけなので、ここの図書館の蔵書数やコンピューターを使った技術的・効率的な管理は驚きだった。また子どもや大人が皆熱心に勉強している姿も印象的だった。今回の視察を母国の公共図書館改善に活かしたい」と話した。
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