まちのごみ、どう減らす? 葉山町福祉文化会館で「ごみっぺらし町民集会」
今夏から家庭ゴミの戸別収集や半減袋の導入を開始する葉山町で、住民側からもゴミの減量化について自発的に考えようと6日、葉山町福祉文化会館で「ごみっぺらし町民集会」が行われた。大会ではモデル地区の住民の現状報告やフリートークも行われ、参加者らはごみの減量化に向けて見識を深めた。
同集会は有志の町民らが組織する実行委員会が初めて企画したもの。会場には町民ら約90人が訪れた。
冒頭では、モデル地区として資源ごみの分別と戸別収集を試験的に導入している牛ヶ谷戸と一色台の住民が収集の現状などを紹介。いずれも50%以上のゴミの削減に成功しているという。住民の一人は「慣れれば分別は簡単で、戸別収集も特に高齢の人に喜ばれている。また地域内で既知の輪が広がり、防犯にも一役買うなど2次的なメリットもある」と話した。また後半には町内で生ゴミの自家処理を実践している住民3人が穴埋め式や「クルクル」「キエーロ」を使った生ゴミ処理の体験談を披露。いずれも「順調にゴミが減量できた」と話していた。
休憩後の第2部では、来場者を交えたフリートークを実施。「プラスチックゴミのラベルの剥がし方」など身近なものから「家庭ごみの排出が減ることで町の処理費用はいくら削減できるか」など行政目線のものまで様々な意見が飛び交った。
大会を振り返って実行委員長の浦上彩子さんは「分別や自家処理は面倒と思われがちだが、実際やってみると簡単という声が多い。今回の大会をきっかけにゴミの減量に対して前向きな感情を持ってもらえれば」と話した。
同町では今年7月を目途にゴミの戸別収集と家族数に応じて無料配布(一定量以上は有料)する半減袋を全域に導入する予定。問合せは町環境課【電話】046(876)1111まで。
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