逗子・葉山版 掲載号:2011年3月25日号
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3月10日付けで葉山警察署の署長に就任した 小田 康行さん 葉山町堀内在住 52歳

署員一丸、地域のために

 ○…署内の空気が一瞬で張り詰めた。3月11日に発生した東日本大震災。葉山でも震度4の揺れを観測し、町中に一律の不安が走った。「まず心配だったのは津波の被害。次に人的被害や物的被害の確認、やるべきことは山のようだった」。発災はおりしも着任の翌日。着任間もない町に慣れない中、署員に的確な指示を出し続けた。「指揮を執る人間が慌てると下の人間が浮き足立つ。自分がすべきは冷静な判断と指示」。緊急時でも警察官としての長年の経験則が自身を支えた。

 ○…「よくとっつき難いイメージを持たれる。実際はざっくばらんで明るい方だと思うんですけどね」。話が震災のことから自身に移るとふっと表情が緩む。前任は県警本部の警備部管理官。特定の分野に特化した業務から地域の警察行政の長への転身に「これまではデスクワークが中心でしたが、これからは署員と一丸となって地域のために何ができるか」と気概を滲ませる。「葉山は昔から落ち着いていて静かでいい町。自分もこの町のために役に立ちたい」。

 ○…高校卒業と同時に警察官の道に。「自分にサラリーマンは無理」と進路を決めかねる中、警察官だった4つ上の兄の背中が自身の将来に道筋をつけた。以来、警察官一筋の人生。これまで警備課や警務課のほか、管区機動隊や警察庁への出向など様々な現場を経験してきた。そんな自身の背中を追ってか2人の息子も警察官に。「自分の苦労を見てなかったんですかね。よせばいいのに」と言うもののやはり父親。その顔はやはりどこか嬉しそう。

 ○…安心、安全なまちづくりを目指す上で欠かせない地域との連携。「町の方々や団体と意思の疎通をしっかり図っていきたい。まずは地域のニーズを把握してそれに応えていく」。警察署長として、一人の警察官として、葉山をより安全で住みやすい町にするために内に秘めた責任感と情熱で明日への舵を切る。
 

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