逗子・葉山版 掲載号:2011年8月5日号
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17日から行われる「三陸─湘南フェニックス・キャンプ」の発起人 岩田 晴之さん 横浜市金沢区在住 54歳

人を繋ぎ、未来への復興に

 ○…震災から4ヶ月。今も日夜報道される被災地のニュースを見るたび「自分も何かできないか」と自らに問いかけてきた。そんな折にあったのが逗葉高校に勤めていた時の上司からの連絡。「被災地で神奈川出身の人と出会った。この出会いを被災地への具体的な支援に結び付けられないか」。考えた末に行き着いたのが被災地と地元の高校生で文化交流を図るプログラムだった。「将来を担う若者たち。このイベントが未来に向けた復興支援のきっかけにきっとなる」―。今回のフェニックスキャンプにはそんな想いが込められている。

 ○…現在は希望が丘(横浜市旭区)の教員。それ以前は逗子で20年近くに渡って教鞭をふるった。イベントの開催場所に逗子を選んだのは学校だけでなく、地域ぐるみの協力が不可欠と考えたから。以前から親交のあった知人に声をかけると「ぜひやろう」と多くの賛同が集まった。「逗子の人たちはすごい。人の集まりにその力。それがあってこそ」。被災地の学生を大勢招く壮大なイベント。会議は度々深夜にまで及んだ。「何か得があるわけでもないのに自分が考えた企画に皆さん力を尽くしてくれる。本当にありがたい」。

 ○…教育者として尋ねられると「人との出会いを作って、教育に活かす。そういうものを企画するのが得意」と話す。高校では高校生と最前線で活躍する多ジャンルのプロと対談させるゼミを主宰。高校生と全く縁のなかった大人を引き合わせると学生にはこれまでなかった変化が現れる。「人と人を有機的に繋ぎ合わせるとその人が一層活きてくる。それを見るのが好き」。自身の生徒たちのことを話すと表情がほころぶ。

 ○…今回のイベントは一過性で終わらせるのではなく、雛形として色々な地域で展開させるのが目標。「まずは今回精一杯やる。成功したら希望が丘でもぜひやりたい」。一人の人間としてできることを全力で。その想いは尽きない。
 

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