「鑑識になりたい」夢へ第一歩 内山帆香さんが逗子署で指紋採取など体験
刑事ドラマで刑事よりも早く現場に駆けつけ、犯人に繋がる有力な証拠を収集する鑑識係員。そんな姿に憧れた中学生から逗子署に1本の電話が寄せられた─。
県立平塚中等教育学校3年生の内山帆香さんがこのほど、逗子警察署で鑑識研修に挑戦した。内山さんからの依頼を受け、同署が企画したもの。
内山さんは夏休みの宿題の職場体験レポートを作成するにあたり、以前から憧れていた鑑識係員の研修を希望。県内の全警察署のホームページを調べた所、同署が小学生に鑑識研修を行っていたことを知り、「中学生だったらもっと専門的な研修をさせてくれるのでは」と同署に依頼したという。これを受け、同署が研修を全面的にバックアップ。内山さんを一日鑑識係員に委嘱し、鑑識から逮捕までの一連の流れを体験した。
研修では泥棒が民家(署長室)に進入し、宝くじや現金を盗んだところを主婦に目撃され逃走。内山さんは手ほどきを受けながら似顔絵を作成し、残された指紋を採取。犯人が逮捕される様子も目の当たりにした。また足跡やDNAの採取などの仕事も体験。研修を終えて内山さんは「職務質問、犯人確保、どれもドラマとは違う本物の迫力を感じた」と鑑識の仕事を再認識。また「いずれ理系の大学に進み将来は絶対に鑑識をやる」と決意を語った。
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