逗子・葉山版 掲載号:2011年11月4日号
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このほど童話集【1】「ねぇねぇ、兄ちゃん…」を出版した 矢ヶ崎 則之さん 逗子市池子在住 66歳

童話で”原点”見直して

 ○…本を書こうと思ったのは10数年前。小学校の教員を25年務める中で絵本や童話に触れ、その世界観に強く惹かれたのがきっかけだった。「いつか自分もこんな話を書いてみたい」。こつこつと話を書き溜め、9年の歳月を経てようやく初版本が完成。イラストも自作し、ユーモアラスながらも温かみのある10編の童話が出来上がった。「子どもはもちろん、大人にもぜひ手にとってほしい」と感慨深そうに作品を見つめる。

 ○…自身いわく童話や絵本は人を”白紙の状態”に戻してくれるもの。「子どもの時は誰しも純真でしょう。絵本や童話を手に取るとその時のことが思い出せる」。人は誰もが大人になる。しかしその中で昔持っていた大切なものを見落としてはいないか―。だからこそ大人に読んでほしいというのが切な願い。「母さんね、普通の喜びでいいの、みんな元気で、毎日元気に働けて、空の虹が見れて…、そういう普通の喜びでいいの」。短編の一節。作中ではそうした現代社会に向けたメッセージも込められている。

 ○…目の前に広げられた1冊のノート。作品を作る上で欠かせない大切な”ネタ張”だ。これまでに書き溜めたノートは実に10冊。思いついたフレーズや日頃気が付いたこと、地元の自然や景色、時には子どもたちの会話を書き留めたり…。面白いものに目を光らせ、気になる話に耳をそばだてる。だから自身にとって日常は常にネタ探しの場。作中では逗子や葉山を題材にしたシーンも度々登場する。「すごい書き手なら想像だけで書けるのかもしれませんが私の場合経験がないとね」といたずらっぽく笑う。

 ○…今作は「童話集【1】」。時期は未定だが続編の出版も視野に入れている。「まだ原稿もあるんです。次は長編にも挑戦してみたい」と創作意欲はまだまだ尽きない。人に原点を思い起こさせる絵本や童話。「まだまだ大したレベルじゃないけど、きっかけになれば嬉しい」と笑顔で結んだ。
 

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