シナリオ大賞に「終わった今から」 特別審査員賞には「かけらのひみつ」
逗子市周辺を撮影場所とし、映像化を前提とした短編シナリオを募集した「シナリオ大賞」の表彰式が11日、逗子文化プラザホールで行われた。10日と11日に行われた「逗子フィルムフェスティバル」の一貫。
今年は全国各地から38の作品が寄せられ、専門家が審査員となって5作品がノミネート。グランプリには埼玉県在住で映像ディレクターの内田進康さんが書いた「終わった今から」が選ばれた。内田さんの作品は逗子市内に店を構える老舗ラーメン店を舞台にした物語。足の悪い弟と建築士の兄を主人公に街の一年の移ろいを描いた。審査員を務めた映画監督の瀬々敬久さんも講評で「短編映画、映像化という前提を逆手にとった設定が素晴らしかった」と太鼓判。内田さんには賞状と賞金10万円が贈られ、今後シナリオに基づいた映像製作を行っていくという。内田さんは表彰式で「(受賞できて)嬉しい。他の応募者の方の分も、頑張って作りたい」と意気込みを話した。内田さんの作品は来年のフェスティバルで上映される予定。また審査員特別賞には金林剛さんの「かけらのひみつ」が選ばれた。その他のノミネート作品は以下の通り(敬称略)。「逗子曼荼羅ヲ逆回転」(白川政彦)、「新しい朝が来た、希望の朝だ」(山下敦)、「なぎさのパンチパーマ」(大坪哲郎)
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