「その振込みストップ!ダメっ!騙されちゃ…!」。09年と昨年映画化されたことでも脚光を浴びた漫画「カイジ」の作者として知られる福本伸行さんが9日、逗子警察署の1日署長に就任し、逗子駅前などで振込め詐欺被害防止を呼びかけるキャンペーン活動を行った。
福本さんは横須賀市の出身で、署員に小中学校の同級生がいたことが縁で、同署が協力を依頼したところ「振込め詐欺は数ある詐欺の中でも最も悪質。少しでも減らせる協力ができれば」と快諾。今回のキャンペーンのために「カイジ」の主人公が振込め詐欺の防止を呼びかけるイラスト(写真右下)も書き下ろした。
一日署長のたすきをかけた福本さんは文化プラザで行われた集いで自身の母親も数年前に振込め詐欺の電話がかかってきたエピソードを披露。また壇上で「この卑劣な犯罪の被害ゼロを目指して撲滅に全力で取り組む」と宣言した。JR逗子駅前では駅利用客や通行人らにイラストが印刷された啓発チラシを配布。「振込め詐欺に気をつけて下さいね」と呼びかけていた。
逗子署によると同市内では昨年6件の振込め詐欺が発生。総額943万円の被害があった。同署では「親族と名乗るものでもケータイが変わったなどの電話があったら詐欺かと疑ってほしい」と注意を促している。
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