逗子市議会議長に就任した 眞下 政次(ましたまさつぐ)さん 逗子市久木在住 61歳
滅私奉公の精神で
○…座右の名は「一生懸命」。地元市民に推され、会社経営者から市議に転身して18年。「市民が暮らしやすいまちづくりを」と長年に渡って街の課題と向き合ってきた。議長も2度目のベテラン。それだけに「プレッシャーはあまり感じていない」と頼もしい。議会のかじ取り役としての手腕を問われる議長職。「滅私奉公の精神。自我をおさえて、常に公平に議事を進められるよう努めたい」
○…議員になったのは池子で住宅建設の槌音が聞こえてくる時分だった。自身は自らを”元祖”と称する容認派。当事は街全体が池子問題にかかりきりだったが、「新たなまちづくりのために早く解決すべき」と市民の理解を得るのに奔走。次世代のまちづくりを看板に掲げ、44歳で出馬した市議選ではトップ当選を果たした。現在の40ha共同使用に向けた動きを「一定の解決」と見る。「日米安保や第七艦隊のことを考えれば全面返還は難しい。それに土地を買取る財政力は今の市にない。市民が(40haを)公園として使えれば実質的には返還と同義」。
○…逗子駅のバリアフリー化や久木川の遊水路整備などこれまで市民目線の事業を行政に働きかけてきた。「チェック機関としてではあるが、色々なことをやってきた自負はある」。今後の街の課題として指摘するのは「災害に対する危機意識の共有」。「日常的にはおだやかな街だが、3・11のように今後何があるか分からない。日ごろからの備えが何よりも大切」。県下有数の高齢化都市だけに「多くの災害弱者をどう守るかが最大の課題」と強調する。
○…趣味はゴルフと映画鑑賞。ゴルフは月1程度だが、「家族も呆れる」というほどの無類の映画好き。中でもSFものは最新作から過去の名作までかたっぱしから観る。仕事終わり、レイトショーで一人SF映画をのんびりと。「何も考えないからいい息抜きになる」。3人の子どもは独立し、現在妻との2人暮らし。
|
|
|
|
|
|