現在不在となっている葉山町の副町長のポストについて、同町は早ければ今月中にも公募する方針を明らかにした。同町議会定例会で6日、山梨崇仁町長が行政報告の中で述べた。
同町では2007年に当時の鈴木勘之副町長が辞任して以降、組織の簡素化や人件費削減などを理由に副町長を置いてこなかった。
山梨崇仁町長は今年1月町長に就任後、インタビューで「役場内部の行政運営については民間の感覚で組織を動かす力が必要。町長とは役割が違うものとして置かなくてはいけないポジションだと考えている」と副町長の必要性を指摘。求める人材については「行政や経営の管理運営している方にお願いしたい」という認識を示していた。公募については今春にも実施する方針だったが、実現には至っていなかった。
山梨町長は定例会で「葉山町にとって必要な人材を検討した上で公募する旨を示していたが、大方の人材要件がまとまった」とし「今月末から来月初旬をめどに実施したい」と報告した。現在公募実施に向けた手続きを進めている段階という。
この日はほか2つの事案についても報告。当初6月1日から予定していた特定規模電気事業者(PPS)の導入が7月1日以降に延期になった件については「ラフを含むPPS電力開始に向けて鋭意努力をする」と述べた。横須賀市、三浦市との2市1町広域ごみ処理計画の脱退にともなう控訴審については「4月16日に第1回目の口頭弁論が行われ、今後は争点整理のための準備手続きに入る」との見通しを示した。
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