マイナス196度の世界に釘付け―。逗子小学校の理科室でこのほど、「おもしろ実験教室〜君の知らない超低温の世界!」と題した講座が行われた。同校の児童や保護者、地域住民などに学校施設を開放して講座を行う「逗子小サマースクール」の一環で、毎年人気の名物講座。
この日は2回講座で計約60人が参加。参加者らは風船やほうれん草など身の回りにあるものを液体窒素につけ、その変化の様子を観察した。二酸化炭素を入れたビニール袋をつけると袋がしぼみ、中にドライアイスができるのを目の当たりにすると児童らは「おー」「すげー」と声を弾ませた。さらに「これは理科の道に進む人じゃないと見れないよ」と始まった液体酸素をつくる実験では、袋の中にかすかに青色の液体ができ、興味津々に見入っていた。
講師を務めた沼間中学校の角田理教頭は「今の人たちはあまり実験をしないけど、実際やって気付くことはたくさんある。こうした経験を通じて子どもたちに実験の楽しさを知ってもらえれば」と話した。
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