今夏、逗子海岸と森戸、一色、長者ヶ崎海岸をそれぞれ訪れた海水浴客数がこのほどまとまった。全国各地で気温35度以上の「猛暑日」数が過去最高を更新したほか、9月まで厳しい残暑が続くなど記録的な”酷暑”に見舞われた今夏。4海岸の全ての海水浴場で昨年の来場者数を上回るなど、暑さが客足を後押しする格好となった。
逗子海水浴場では昨年、天候不良や東日本大震災の発生に伴う自粛などで2010年度比17%減、53万9千人と落ち込んだが、今夏は海開きから順調に客足が伸びた。7月下旬から8月上旬のピーク時には1日あたりが6万人を記録するなど、海水浴場開設期間の66日間で73万2千人、過去10年間の最多来場者数を更新した。
さらに海の家が立ち並ぶ同海岸では夜間利用の客も多く、同海岸営業協同組合の調べによると約33万9千人が来場。これまでの最大売上げを更新する海の家も多く、景況に恵まれた。同組合の真壁昌克理事長は「当初は台風の影響で不安もあったが、(海開き)100周年に100万人超えという夢の数字を達成できた」と話した。
一方、葉山町の海水浴場では昨年、2010年度比で45%減の7万5千人まで落ち込んだが、今夏は全体で8万6千人が来場。海水浴場別では、森戸と一色がそれぞれ3万5千人、長者ヶ崎が1万5千人といずれも復調の傾向だった。
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|