2015年度からの新たな総合計画策定を進めている逗子市は、その取り組みの一環として公募した市民らに市の将来像について話し合ってもらう「ずしのみらい討議会」を行っている。全3回のうちこれまで2回が行われ、同市は討議会で出された意見を計画案に反映させる方針という。
新総合計画の期間は38年度までの24年間。同市は今年8月に無作為抽出した18歳以上の市民3000人に参加を募集したところ111人の応募があった。
参加者らは9月に第1回として「将来の逗子市の人口がどうあるべきか」について意見交換。これをふまえて10月に2回、「福祉」「教育(生涯学習・学校教育)」「地球環境・エコ・ゼロウェイスト」「商工・観光」の4つの分野に分かれて話し合う。
13日と14日には第1回目の分野別の討議会が市役所会議室と市民交流センターで行われた。地球環境をテーマにした会では15人の市民が参加。市の環境への取り組みが説明されたほか、参加者はグループに分かれ意見を交換。「駅前の植え込みにごみが捨てられているのを目にするが、そういったごみを減らすには環境の枠組みだけでなく、教育も視野に入れた取り組みが必要」などの意見が出た。この日の討議会を振り返って参加した40代の男性は「ひとつの問題について様々な意見がある。市民にとっても継続して考えるべきことで、こうした機会がそのきっかけになれば」と話した。
3回目の討議会は10月27日(土)と28日(日)、両会場で行われる。傍聴自由。時間など詳細については市企画課【電話】046・873・1111まで。
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|