葉山町一色の県立近代美術館葉山では現在、企画展「美は甦る 検証・二枚の西周（にしあまね）像〜高橋由一から松本竣介まで」を開催している。３月24日（日）まで。
同展の目玉は日本洋画の礎を築いた高橋一由の作とされる２枚の「西周肖像画」。同館は２年の歳月をかけて両作の修復、調査を手掛けてきており、同展では研究成果を核にしながら、近代思想家、西周の肖像画２枚が制作された謎をひもとく。さらに会場では、近年同館で修復された岸田劉生、藤田嗣治の作品など明治から昭和初期までの約60人の画家による約１５０点を一堂に展示。美術品の保存、修復という一般には知られない部分に焦点をあてながら、近代美術の問題点や新たな可能背を浮かび上がらせる。
開館は午前９時30分から午後５時（入館は４時30分まで）。入館料一般９００円。月曜休館。
関連プログラムとして、期間中は担当学芸員によるギャラリートーク（無料・要観覧券）や「美は甦る〜修復の現在」と題した全５回の講演会も（第１回は終了）。講演会は要予約、各回千円。
問合せは同館【電話】０４６・８７５・２８００まで。
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