逗子市沼間在住の喜多哲正さんがこのほど、文芸評論「挑発の読書案内」を刊行した=写真。縦19・5cm×横13・5cm、216頁。
喜多さんは家庭内暴力をモチーフにした「影の怯え」で第86回芥川賞候補に選ばれた小説家。近年は逗子や鎌倉などで小説講座や読書会を主宰している。
本書では様々な作家や作品から浮かび上がるテーマ(モチーフ)に焦点を当て、三島由紀夫や遠藤周作、アルベール・カミュなど古今東西の文豪の作品を紹介。例えば三島由紀夫の「愛の渇き」では「形象の全てが三島の掌で踊らされる魂のないミイラ」など題名にもある「挑発」的な独自の視点で作品を論じている。論創社から発行。2千円。お求めは近隣の書店店頭、または注文で。
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