逗子海岸流鏑馬 人馬一体の妙技に釘付け
五穀豊穣や天下泰平を祈念する「逗子海岸流鏑馬」が17日、同海岸で催された=写真。市商工会の主催で22回目。今年も武田流の射手ら10人が馬上から妙技を披露し、訪れた観客らを魅了した。
流鏑馬は「武者行列」「稚児行列」=中面に記事=と並ぶ、秋のメーンイベントで、射手が的を射抜く瞬間を収めようと会場にはカメラを携えた人ら大勢が詰めかけた。海岸にはおよそ190mの馬場に3つの的が設けられ、狩り装束に身を包んだ射手が次々に疾走。この日は風が吹き荒れ競技には不向きな天候となったが、弓が風にあおられながらも見事的を射抜くと「パーン」と乾いた音が海岸に響き、観客から歓声があがっていた。横浜市から親子で訪れていた男性は「すごい迫力。いいものが見れた」と満足気だった。流鏑馬は鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」に同海岸とみられる海辺で笠懸が行われていた記述があることにちなんで毎年開催されている。
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