地域活性化の取り組みとして県内各地で行われている飲み歩きイベント「ちょい呑み」が先月29と30日の両日、逗子市で初開催された。メーン会場や参加飲食店は大勢の客で賑わい、用意されたチケット1200枚も早々に完売する盛況ぶり。主催者も「ここまでの反響があるとは思わなかった」と驚きを隠せない様子だ。
2日目、メーン会場となった亀岡八幡宮は堪える寒さにも関わらず人でごった返していた。「すみません、フードは売り切れです」。午後7時を過ぎるころには売り切れや完売の札を出すブースも出始めた。「店がどこもいっぱいなのでここで一杯やって待っています」と話すのは40代男性客。JR逗子駅を中心に当日はチケットを片手に道を行き合う人の姿が目立った。
今回参加した飲食店は約40店。イタリア料理店スタッフは「週末でもここまでの来客は珍しい。一概には言えないが、普段の3倍近い集客がある」と驚く。ワインバー店主も「正直ここまでとは思っていなかった。ちょい呑み用に用意したメニューが早々になくなってしまった」と話した。
イベントは3枚つづりのチケット(2500円)を購入し、参加店を「ハシゴ酒」しながら楽しんでもらおうというもので、2日目の開始直後には用意した1200枚が完売。急きょ増刷したが、店に客が溢れかえったため販売を中止したほどだった。今回の「ずし呑み〜大人の感謝祭」を主催した実行委代表の石渡聡一郎さんは「お客様、お店側に迷惑をかけてしまった部分はあったが、初開催としては十分な手ごたえがあった」と振り返った。今後も地域の定例イベントとして開催していく予定で「今後は飲食店だけでなく他業種を視野に入れながら参加店を増やしたい」としている。
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