葉山町の特産品の一つ、夏ミカンを原料にした「葉山ロイヤルワイン」の新酒の販売がこのほど始まった。「ほどよい酸味が効いて、すっきりとした味わい」（同町商工会）が特徴という。７２０ｍｌ入り２３００本を作り、町内の酒商組合に加盟する17店舗で販売している。
１９５９（昭和34）年に天皇、皇后両陛下がご成婚されたのを記念して町が夏ミカンの苗木を町民に配布。この苗木から育った夏ミカンを活用して町の特産品が作れないかと行政や商工会、農協などが地域ぐるみで開発し、07年から毎年販売している。今年は町内の農家が無農薬栽培した約２トンを使って製造した。
町酒商組合では「今年は夏ミカンの果汁がたっぷりでいいワインができた。お土産にもぴったり。アルコール度数も低めなので、酒が苦手な人から好きな人まで幅広く楽しんでほしい」と話している。
アルコール度数は10％。１本１１００円。問合せは同町商工会【電話】０４６・８７５・２８１０
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