空に舞う"福" 漁港で恒例の「みかん投げ」
今年1年の大漁と海上安全を祈願する新春恒例の「みかん投げ」が2日、小坪漁港で行われた。色とりどりの大漁旗を掲げた漁船などから次々とみかんや菓子袋がまかれ、空を舞う”福”をつかみ取ろうと手を伸ばす家族連れらの熱気に包まれた=写真。
主催は小坪漁業協同組合(高橋豊組合長)。開始時刻が近づくと組合事務所前の駐車場には地元住民などおよそ600人が集まった。午前10時、行事が始まるとトラックの荷台や遊漁船、停泊した漁船の上から漁師らがみかんやスナック菓子袋を勢いよく放り投げ、訪れた人たちは歓声を上げながら「こっち、こっち」と手を伸ばした。中には一つでも多く手にしようとかごや虫取り網を高々と掲げる人の姿も。県外から里帰りで訪れていた11歳の男児は「すごい熱気。人が多くて少し怖かったけど、たくさんもらえた」といっぱいになった袋を手に満足そうだった。
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