逗子・葉山版 掲載号:2014年1月24日号
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逗子市の「市民協働のまちづくり」推進担当を務める 細野 裕さん 逗子市在勤 65歳

顔見知り、増やそうよ

 ○…温和な笑みが印象的。「太くても、細野です」とユーモアたっぷりに自己紹介する姿は何とも憎めない。そんな自身の役割は市民と地域、行政の橋渡し役だ。キャリア教育コーディネーターで元中学校校長。自称「駄洒落栖人(だじゃりすと)」でもある。横須賀市で行われた産官学が地域の中学生を育む仕組みを構築した手腕を買われ、3年前から逗子市へ。現在は市が掲げる「市民協働のまちづくり」推進の専任担当として市民活動の相談窓口や活動を広げる仕掛けづくりなど幅広く務める。

 ○…協働とはいわば人と人とを繋ぐこと。形に見えづらく、簡単なようで案外難しい。それを実現するキーワードは「顔見知り度をあげること」と説く。「名前を知るか否かで付き合い方は180度変わる。顔見知りが増えれば『何か一緒にやろう』という機会が生まれるじゃないですか」。市が市民活動のために無料作成する「ふれあい名刺」にキャッチコピーを取り入れたのは自身のアイデア。市民と会話して、コピーを提案する。これが好評でこれまで約200人が依頼に訪れた。そのほか「市民活動のススメ」と題した講座など人前で講演する機会も多い。

 ○…校長の当時、荒れていた学校の風土に一石を投じた。防災学習の一環で生徒を地域の町内会に派遣。日頃の防災活動、地域を守ってきた町内会の歴史を知った生徒らには目に見える変化が現れた。あいさつが増え、問題になっていた地域での非行が激減。生徒の会話の中にも地域のことが語られるようになった。最大の要因は「地域の人にお世話になっていることを知って、顔見知りが増えたから」。人と地域との繋げ方。その哲学は今に生きる。

 ○…「細野さんに相談して良かったよ」「雑用だけど、町内会の手伝いを始めてみたんだ」。そんな声が何よりの喜びだ。人が集まれば、それが和となり力となる。「まちを作るのは地元逗子の人たち。より良い地域を作る、お手伝いができれば」

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