逗子海水浴場 市民参加で見直しへ 検討会が初会合
風紀や治安の乱れに伴う海水浴場の規制強化策の一環で、逗子市は先月28日、1回目となる「逗子海水浴場のあり方検討会」を開催した。砂浜での飲酒禁止や入れ墨の露出禁止などを定めた条例の細かなルールについて協議するのが目的で、この日は公募で選ばれた市民や自治会関係者など25人が参加した。
会合の冒頭で平井竜一市長は「音楽や海の家の営業時間について賛否はあるが、海水浴場の原点を取り戻したい。安心安全を取り戻すため、ぜひ意見を寄せてほしい」とあいさつ。海の問題解決を「市の最大の責務」と位置付け、行政や市民が一体で取り組む方針を示した。その後、参加者の自己紹介が行われたほか、条例改正、市のこれまでの取り組みなどを担当者が説明。今後は会議を重ねながら音楽や午後6時30分までとしている海の家の営業時間などについて意見をまとめ、5月上旬までの報告を目指すという。
検討会のメンバーには当初、海の家を運営する逗子海岸営業協同組合の代表者もあがっていたが、現在市を相手に条例改正を差し止める裁判を起こしているため、不参加だった。
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