近代美術館葉山 生命息づく大作一堂に 5日から「宮崎進展」
葉山町一色の近代美術館葉山であす5日(土)から企画展「立ちのぼる生命 宮崎進展」がはじまる。戦後を代表する美術家のひとり、宮崎進さんの作品や取材資料などを一堂に展示し、その人生や作風に迫る。6月29日まで。
宮崎さんは1922年、山口県徳山市(現周南市)の生まれ。20歳で出兵し、敗戦後4年間のシベリア抑留を経て、戦後創作活動を再開させた。50年代に光風会、日展に作品を出展。60年代には「旅芸人シリーズ」、70年代には「裸婦像」、また近年は麻布などを貼り付けたコラージュ作品に精力的に取り組むなど、様々に画風を変えながらその存在感を示してきた。
同展では、04年のサンパウロ・ビエンナーレに出品された縦2m×横4mを超える大作「泥土」をはじめとした大型作品を一挙に展示。絵画、立体作品のほかスケッチや取材写真なども加え、これまでの軌跡を回顧する。会期中は記念講演など関連企画も企画されている。入館は午前9時30分から午後5時(入館は4時30分まで)。月曜休館。観覧料は一般900円(65歳以上650円、高校生100円)。問合せは同館【電話】046・875・2800
|
|
|
|
|
|