逗子・葉山版 掲載号:2014年4月18日号 エリアトップへ

28日から逗子文化プラザで写真展「親子」を開催する写真家 ブルース・オズボーンさん 葉山町一色在住 63歳

掲載号:2014年4月18日号

  • LINE
  • hatena

親子の絆に魅せられて

 ○…ファインダー越しに見た「親子」の姿に魅せられた。「Family」とも「Parents and Children」ともどこか違う。日本独自の言葉から生まれる独特の関係性。両者の間に在る絆と言い換えてもいいかもしれない。それは青い瞳に新鮮に映った。モノクロ写真が放つ強烈なまでの存在感。「この中に、日本人のルーツがあるような気がするんです」。これまで撮影してきた親子は実に4500組にのぼる。

 ○…時は30年前に遡る。来日して間もなく、撮影の依頼が舞い込んだ。「パンクロック雑誌の表紙を撮ってほしい」。モデルは当時の音楽シーンを代表するパンクロッカー。承諾した一方で、依頼元にはある注文を添えた。「彼の違った面も見たい。お母さんを一緒に連れてきてもらえますか」。パンクと母親。アナーキズムと慈愛。対極とも言える被写体だったが一つになった時、そこには今までなかった”化学変化”が起きた。少し照れくさそうに、母親の肩に手をまわすモヒカン姿の男性と嬉しそうに笑みをたたえる女性。一つの親子の等身大が、浮かび上がった瞬間だった。

 ○…過去の時代を引き継いできた親と、未来を紡いでいく子。その時間軸が一つの作品になって現れる。親子の写真はいつしか自らのライフワークとなった。「親子の繋がりは一番基本的な関係そのもの。心のベースになるような写真が撮りたい」。喧嘩もすれば、日々の生活では色々なことがあるに違いない。でも、原点に立ち戻れる1枚を。ファインダーを覗きながらそんな思いを込める。

 ○…「父の日や母の日があるように年に1度、親と子が向かい合う日があってもいい」。7月の第4日曜日を「親子の日」とする活動も今年で10周年を迎えた。毎年100組の親子をスタジオに招待し、撮影した写真を記念に進呈する。かかる負荷も相応だが「体力の限り、続けたい。いつか母国にも『OYAKO』という言葉が広まれば」。そんな青写真も描いている。

逗子・葉山版の人物風土記最新6

浅野 悦子さん

「とげとげ。」の名で漫画家・イラストレーターとして活躍する

浅野 悦子さん

葉山町在住 40歳

3月6日号

阿久津 芳枝さん

プロダクトブランド「kaasuns」を立ち上げた

阿久津 芳枝さん

逗子市在住 39歳

2月21日号

水垣 偉弥(たけや)さん

プロの総合格闘家で今月28日に講演する

水垣 偉弥(たけや)さん

葉山町在住 36歳

2月7日号

鈴木 達也さん

設立100周年を迎えた葉山警察署の署長を務める

鈴木 達也さん

葉山町在住 56歳

1月24日号

森村 佳生さん

一般社団法人逗子葉山青年会議所(逗子葉山JC)の第57代理事長に就任した

森村 佳生さん

逗子市沼間在住 38歳

1月10日号

大下 利栄子さん

ユニバーサル絵本を製作する活動で内閣総理大臣表彰を受けた

大下 利栄子さん

葉山町在住  59歳

12月13日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月6日0:00更新

  • 2月21日0:00更新

  • 2月7日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年4月3日号

お問い合わせ

外部リンク