逗子・葉山アマチュア無線クラブ 記念局で逗子をPR
約2千局が交信、反応上々
CQ、CQ、こちら逗子市制60周年記念局です―。
8日、蘆花記念公園の一角にある休憩所。建屋の中では無線の交信を呼び掛ける声が響いていた。市民グループ「逗子・葉山アマチュア無線クラブ」が逗子市制施行60周年記念局の公開運用を行った一場面だ。
記念局のコールサインは「8J1ZC」。「8」は記念局、「ZC」はZUSHICITYを表す。周年記念に逗子をPRしようと、クラブ会長の石井康生さんが発案した。
公開運用は4月20日に続き2回目。これまで約2千の交信があるなど、愛好家からの反応は上々だ。石井さんによると、アマチュア無線の楽しみの一つが交信後に取り交わす交信証の収集。日本国内だけでなく、世界各国の交信証を集める愛好家も多く「世界40局」「延べ1万局」など無線団体や新聞社などが設ける難度の高い賞を目指すものも少なくないという。
今回は片面にコールサインと逗子海岸を臨む風景写真を配したほか、逗子の歴史や環境を紹介する文面を添えるなど逗子の魅力が受け取り手に伝わるよう工夫した。「記念局はプレミア感がある上、まちの規模が小さい逗子の交信証は希少性が高い。多くの愛好家の関心が集められるのでは」と石井さんは話している。
今後も数回、公開運用を行う予定で「事前に連絡をもらえれば見学していただける。この機会に無線の楽しさも広く伝えられたら」。運用期間は来年1月31日まで。
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