奉仕の心 2014年度新会長に訊く vol.2
「奉仕の輪」を「喜びの輪」に
4年ぶり、2度目の会長職に就任した。前回のスローガンは「小灯・大灯」。今回は「奉仕の輪、喜びの輪」を旗印に掲げ、約20人のメンバーをけん引する。
単に寄付だけではなく、自らが汗をかき行動するのがライオンズの精神。だからこそ「人が喜んでくれた」など行動の成果が実感として得やすい。「そこに喜びを感じれば再び行動にも繋がる。いい循環が、輪のように広がれば」とスローガンに込めた思いを語る。
人数の上で言えば、所属する330B地区の中でも少ない。だが悲観的に捉えず、むしろ利点と考えるのが自身の方針だ。「人数が少なければいがみ合うことも少ない。同じことに向って意識が共有できるじゃないですか」。また長年の活動の積み重ねで、活動に共感し、手助けをしてくれる人も多い。5月の海岸清掃では横須賀米海軍の海兵や市民団体の協力も得た。輪が広がっている手ごたえは感じている。今年は2年ぶりの市民まつりへの参加、9月には元日本代表監督を招いた中学生対象のサッカー教室も控える。入会6年。クラブは「地元で仲間が増えた原点の場所」
地域に根差したクラブに
創立34年の歴史を持つ葉山ロータリークラブ。このほど発足以来初の女性会長に就任した。「女性だから、ではなく自分として何ができるのかを考えたい」と己に付された役割を真摯に受け止める。
重視するのが地域に根差した奉仕活動の展開。200を超える国と地域のクラブが共通プロジェクトとして進める国際レベルの取り組みとしてポリオ(小児麻痺)の撲滅運動がある。「ポリオ撲滅はもちろん大事。でも同時に身近な地域の人を守るための活動も同じくらい大切だと思うんです」。具体例としてあげるのがピンクリボン運動。14人に1人がり患すると言われ、女性のがん死因の上位を占める乳がん。一方、町が配布する検診の無料クーポンの利用率は2割程度と伸び悩む。「早期発見で助かる病気だからこそ普及啓発に努めたい」。昨年に続き、今年も葉山マリーナで行われる野外イベントでピンクリボン運動の支援を行うほか、クラブが関わる事業で運動の周知が図れないか構想を練る。専門職や地域のリーダーが集うロータリークラブは「刺激し合いながら、互いを高められる場所」
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